歯科医師認知症対応力向上研修会　講師を務めました

平成３０年１月１８日（木）「歯科医師認知症対応力向上研修会」が千葉県歯科医師会館でおこなわれました。

日本の認知症高齢者は平成２７年に５１７万人おり、１０年後には６７５万人になると予想されています。そこで厚生労働省が医師、歯科医師、薬剤師に対して認知症への対応力を向上させる研修会を開くように全国的に通達を出し、各地でその研修会が開かれています。「基本知識」と「多職種との連携について」、中村宏先生（在宅医療支援センターあしたば　院長）が講演され、「かかりつけ歯科医の役割」について私が講演しました。

この研修の目的は、単純に歯科受診者の中で認知症の方が増えるので、その方たちへの対応を知るということもありますが、歯科受診の中で早期に認知症の疑いのある方をみつけて、医科で診断を受け早期治療に結び付けようという狙いもあります。

千葉市の防災無線で、月に２～３回くらいはおそらく認知症であろうお年寄りの行方不明者を探す放送が流れます。認知症は医療関係者だけでなく、皆さんにとっても身近な問題です。基本的な知識くらいは持っていた方が良いかと思います。

2018年02月21日