様々な口腔外科的疾患に対しては、口腔外科専門医が治療を行います。
舌小帯とは、舌の裏側(下側)に縦方向についている膜(ヒダ)のような組織のことです。
舌小帯の長さが短かったり位置が通常と異なる配置にあるため、舌を正常に動かすことができないのが舌小帯短縮症です。
※舌小帯短縮症:舌をべーっと突き出した際に舌がハート形になっています
舌小帯短縮症はその程度により、以下のような症状を伴うことがあります。
軽度の場合、舌のトレーニングを行います。それでも症状が改善されない場合や、中~重度の場合、口腔外科的手術が必要となります。当院では口腔外科の専門医が手術を行います。麻酔をした状態で処置を行いますので、手術自体ほとんど痛みません。
上唇の裏側真ん中の上唇と歯茎を縦方向に橋渡ししている膜が上唇小帯です。
上唇小帯の歯茎側が通常よりも下の方に位置する場合、程度によっては、成長した際に上の前歯(永久歯)にすきまができてしまったり、歯みがきが上手くできない、発音障害、口元の表情がうまく作れないなどの症状が出ることがあります。
当院では口腔外科の専門医が手術を行います。
麻酔をした状態で処置を行いますので、手術自体ほとんど痛みません。
歯の数が通常よりも多いのが過剰歯です。乳歯は20本、永久歯は28本(親知らずを除く)が歯の数です。これよりも歯が多い場合、抜歯が必要になるケースがあります。
永久歯が何らかの原因で萌出できずに歯肉や歯槽骨の中に埋もれているのが埋伏歯です。永久歯は萌出する時期にお口の中にはえてこないと、そのままずっと埋もれたままになることがあります。
過剰歯の除去が必要と判断した場合、抜歯を行います。当院ではこれまでに多数の経験を持つ口腔外科専門医が抜歯を行います。
埋伏歯は歯肉を切って(開窓)埋もれている歯をお口の中に見えるようにして、その後、正常な位置に引っ張ってきます(牽引)。
開窓は口腔外科、牽引は矯正歯科が行う処置です。
当院ではそれぞれの専門医が連携をとって行います。
さらに専門的な施設や機器が必要な場合は、東京歯科大学をはじめとした提携医療機関をご紹介します。