「健やか親子21サロン」に出席しました
さる6月30日(金)、文化産業信用組合(東京・神保町)において「健やか親子21サロン」が開催され、日本小児歯科学会代表として出席してまいりました。
「健やか親子21」とは厚生労働省が進める国民運動で、平成13年~26年が第1次、平成27年より36年までを第2次として活動しています。
「『健やか親子21』は母子の健康水準を向上させるための様々な取組を、みんなで推進する国民運動計画です。母子保健はすべての子どもが健やかに成長していくうえでの健康づくりの出発点であり、次世代を担う子ども達を健やかに育てるための基盤となります。安心して子どもを産み、健やかに育てることの基礎となる少子化対策としての意義に加え、少子化社会において、国民が健康で明るく元気に生活できる社会の実現を図るための国民の健康づくり運動(健康日本21)の一翼を担うものです。」(厚生労働省、健やか親子21推進協議会パンフレットより抜粋)
およそ90の団体(おもに学会やNPO法人など)が参加していますが、第2次からは企業も参加できるようになりました。
「健やか親子21サロン」では昨年の「第5回健康寿命をのばそう!アワード母子保健分野」で受賞した2団体と、企業での取組の紹介がありました。
その後、厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課の方からお話がありました。「健やかな親子とは何だろう」という問いかけから「子どもは慈しんで育てよう」ということで、「体罰によらない子育て」を推進していくとのことでした。日本は体罰を容認する風潮がありますが、体罰禁止を法制化している国もあり、その点で日本は遅れているとのことでした。体罰により脳がダメージをうけたり、子どもに望ましくない影響を与えたりする研究結果も紹介され、ちょっと衝撃的でした。
今回の「サロン」は参加団体同士の親睦を図る目的もあり、これらの発表の後に軽食を取りながらの懇親会もありました。
歯科の分野では「8020」運動があり、こちらはかなり多くの人が知っています。一方、同じ厚生労働省で「健やか親子21」という運動が10年以上前から行われていることはほとんど知られてないと思います。具体的には達成すべき目標というものが設定されていて、各参加団体が関連する目標を達成すべく活動をしています。様々な目標設定がありますが、「子どもを慈しんで育てる」ということが原点のような気がします。
2017年07月13日
目次
2024年03月11日乳歯が1本だけ足りない場合はどのような原因か?対処法は?
2023年04月18日乳歯歯いつから生えてくる?生える順番は?
2022年10月17日新型コロナウィルスによる子ども達の口腔への影響について
2022年08月22日子供の歯をむし歯にさせないためにすべきことは?
2022年07月11日舌小帯短縮症の赤ちゃんに見られる症状とは?
2022年05月09日乳歯が抜けないのに永久歯が生えた時はどうしたらよいか?
2022年03月14日当院における新型コロナウイルス感染症の予防対策について
2021年12月14日小児歯科専門医とは? 専門医になるためには?
2021年03月25日千葉県保険医協会の機関紙で紹介されました
2019年08月30日8029(ハチマルニク)フェスティバル
2019年05月21日千葉県小児歯科医会4月講演会を開催しました
2018年02月21日歯科医師認知症対応力向上研修会 講師を務めました
2017年10月17日日本小児歯科学会関東地方会で教育講演をおこないました
2017年07月13日「健やか親子21サロン」に出席しました
2017年06月15日学会発表してきました! in 北九州市小倉