合掌 ~市川海老蔵さんとの思い出~
小林麻央さんが亡くなられて1か月が経ちました。
海老蔵さんとは、今は大学生となった息子が子役時代に2回舞台をご一緒しています。一度は「市川海老蔵襲名披露公演全国巡業」で、今一度は、長塚圭史さんが海老蔵さんのために脚本を書き下ろし、演出もなさった「ドラクル」という舞台でした。
襲名披露公演ではタイトなスケジュールの中2か月かけて、北は札幌から南は熊本まで巡りました。この間、団十郎さんの白血病再発という大変な出来事があり、さらに台風で予定通りに移動できなかったことがあったりと、「巡業は大変」と聞いてはいましたが、十年経った今でも鮮やかに思い出せる2か月です。
「ドラクル」では、初めてのお稽古の時に海老蔵さんが息子を見て、「コイツ覚えてる!前に一緒にやったのよ!良かったのよ!」と皆さんに紹介してくださいました。この舞台も共演に宮沢りえさん、勝村政信さん、永作博美さんら個性的な俳優さんが揃い、大変印象深い舞台でした。
海老蔵さんは世間の噂通りにヤンチャではありますが、とても繊細で真面目な方でした。よく親子で教えるのは難しいといわれていますが、襲名披露公演のお稽古では団十郎さんが冷静にご注意なさり、海老蔵さんはそれを真摯に受け止めていてとても素敵な親子だと思いました。巡業中、息子と私の電車のチケットが取れずにスタッフと一緒にバス移動となった時は、「子役の移動も考えてやれよ!」と事務局に言ってくださいました。「ドラクル」では舞台袖で出番を待つ息子を構うことを日課にしていらして、子供好きの一面をみました。
当時、「いずれ成田屋を継ぐ者として結婚し子どもを持つのでしょう。とても個性的な方だから、海老蔵さんをよく理解し支えてくれる人がみつかるといいな。」と思っておりました。その数年後、良い方に巡り合い、お子さんも生まれ、素敵な家庭を築かれ、良かったと思っておりました。しかしこの間、お父様を亡くし、成田屋を継ぎ、それだけでも大変な心労だと思いますが、この度の訃報はあまりにも残念です。
ブログを拝見していると、悲しみは日々増すようで、その上に歌舞伎俳優としての大変な仕事があり、さらに一門も率いていかなければならない、お子さんとの生活もある。心身のご健康をお祈りするばかりです。
天国の麻央さん、見守ってください。
2017年07月25日
目次
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2023年04月18日乳歯歯いつから生えてくる?生える順番は?
2022年10月17日新型コロナウィルスによる子ども達の口腔への影響について
2022年08月22日子供の歯をむし歯にさせないためにすべきことは?
2022年07月11日舌小帯短縮症の赤ちゃんに見られる症状とは?
2022年05月09日乳歯が抜けないのに永久歯が生えた時はどうしたらよいか?
2022年03月14日当院における新型コロナウイルス感染症の予防対策について
2021年12月14日小児歯科専門医とは? 専門医になるためには?
2021年03月25日千葉県保険医協会の機関紙で紹介されました
2019年08月30日8029(ハチマルニク)フェスティバル
2019年05月21日千葉県小児歯科医会4月講演会を開催しました
2018年02月21日歯科医師認知症対応力向上研修会 講師を務めました
2017年10月17日日本小児歯科学会関東地方会で教育講演をおこないました
2017年07月13日「健やか親子21サロン」に出席しました
2017年06月15日学会発表してきました! in 北九州市小倉